食品添加物にはどのような種類があるのでしょうか。食品添加物は、「食品の製造の過程において又は加工もしくは保存の目的で、食品に添加、混和、湿潤その他の方法によって使用するもの」と定義されています。日本で使用許可されているのは、食品安全委員による安全性の評価を受けて、厚生労働大臣が指定した食品添加物だけです。
また、加工食品に食品添加物を使用した場合には、食品衛生法によって、原則としてすべての食品添加物の表示が義務付けられています。ただし、製造過程で除去されたり、中和されたり、ほとんど残らない「加工助剤」、また原材料中には含まれているものの、使用した食品には微量で効果が出ないものについては、表示が免除されています。
着色料は、食品の色を一定に保ち、食品の加工や保存による変色や退色を補う役割をする主要な食品添加物のひとつです。色調は、味覚そのものではありませんが、食品の彩りや楽しさを演出する大切な要素です。
発色剤は、食品中の色素に作用し、安定した色素を生成する作用がある食品添加物です。ハムやソーセージ、いくら、すじこ、などの色調や風味を改善するだけでなく、保存性を高める効果もあります。ただし、発色剤そのものには色はありません。
食品添加物の甘味料は、低甘味度甘味料と高甘味度甘味料大きく2つの種類があります。主な甘味料としては、最近ガムでも有名なキシリトール、ステビア抽出物などがあります。
主要な食品添加物のひとつ、酸化防止剤には次のような作用があります
A油脂食品の酸化による色調や風味の劣化を防止します。
B果実加工品や漬物などの変色、褐変を防止します。
C不飽和脂肪酸などの有害な過酸化物の生成を防止し、食中毒を防止します。
その他、ビタミンなどの微量栄養素の酸化による分解を防止する、発がん物質や変異原性物質の生成を防止・不活性化する作用をもつものもあります。