アルツハイマー型認知症

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認知症とは、脳の働きが低下して、記憶や判断力に障害が起こり、日常生活に支障をきたします。物忘れとは違って、体験の全てを忘れてしまうといった症状が起こります。通常の老化よりも早いスピードで神経細胞が減少してしまうのが、認知症です。認知症には遺伝などいくつかの原因がありますが、認知症ほとんどは脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症です。

脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血など脳の血管に異常が原因で起こる認知症です。アルツハイマー型認知症とは一般にアルツハイマーと呼ばれています。脳がなんらかの原因で萎縮して、知的低下や人格の破壊が起こる認知症のひとつです。

日本は超高齢社会のため、認知症にかかっている人の数も毎年増加しています。現在、85歳以上の3、4人に1人は認知症だと言われています。アルツハイマー型認知症は、もの忘れなど初期症状で気づけば、進行や認知症への移行を防ぐことができます。

アルツハイマーの検査

アルツハイマーや認知症の検査ができる病院の多くは精神神経科や神経科ですが、医療機関によっては神経内科、老年科などの場合もあります。

病院ではアルツハイマーの診断の際、判断材料の一つとして改訂長谷川式簡易知能評価スケールが一般的に使用されており、これははアルツハイマーだけでなく、認知症を診断するために日本で開発されたものです。現在の自分の状況を正しく認識できているか、記憶、計算力、失語など短時間で測定ができます。

また、脳の画像診断で使用するMRIでは、脳萎縮・脳溝脳室拡大など、脳の異常を発見できます。

アルツハイマーの治療薬

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アルツハイマーは、脳の神経伝達物質であるアセチルコリンの減少するため、アセチルコリンを分解する酵素を阻害して、アセチルコリンを増やすドネペジルという薬が日本では使用されています。この薬は脳内のアセチルコリンの量を増加させ、病気の進行も遅らせることが分かってきています。

こうしてアルツハイマーの進行を防ぐことで、失禁や徘徊など、家族にとって介護の軽減も考えられます。検査で初期症状が把握できた段階で適切な治療を受け、薬の投与によって進行を遅らせることができるのです。

ドネペジルを開発した製薬会社エーザイでは、次世代のアルツハイマー治療薬の開発に着手しています。アルツハイマーの原因究明のための研究は世界中で行われています。